知っておきたい“墓じまい”の流れと手続き。親のお墓をどうするか悩んだら|石のことなら 栗原石材本店|茨城・水戸市 お墓の専門店

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2025/05/03
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知っておきたい“墓じまい”の流れと手続き。親のお墓をどうするか悩んだら

こんにちは。
茨城県水戸市 栗原石材本店の4代目、栗原です。

最近、ご相談が増えてきたのが「墓じまい」についてのお話です。

「実家のお墓が遠方で、なかなか行けなくて…」
「親の代で建てたけど、継ぐ人がいなくて悩んでいる」
「子どもには負担をかけたくないんです」

といった声を、以前よりも本当によく耳にするようになりました。

今日はそんな方に向けて、墓じまいの基本的な流れと注意点、そして私たちが大切にしている対応についてお話しします。

■ そもそも「墓じまい」ってどういうこと?

「墓じまい」とは、お墓を撤去し、納められていた遺骨を別の場所に移すこと(改葬)をいいます。

お墓を“片付ける”というよりは、
「供養の形を変えていくための整理」と考えるのが良いと思います。

たとえば…

  • お墓を撤去して、遺骨を永代供養のお寺や納骨堂に移す
  • 実家のお墓をやめて、自分たちの近くの墓地に移す
  • 複数あるお墓をまとめて1ヶ所に集める

など、さまざまなケースがあります。

■ 墓じまいの基本的な流れ

墓じまいには、いくつかの手続きと準備が必要です。

  1. 親族と相談する
     → 勝手に進めるとトラブルのもと。まずは家族・親戚間で意見を共有しましょう。
  2. 受け入れ先(改葬先)を決める
     → 永代供養、納骨堂、新しいお墓など。宗教や予算も考慮しながら選びます。
  3. 改葬許可証を取得する
     → 現在の墓地の管理者に「埋葬証明書」をもらい、役所で手続きします。
  4. お墓の閉眼供養(魂抜き)を行う
     → 僧侶にお願いして、きちんとご供養を行います。
  5. 墓石の撤去工事を行う
     → 石材店が責任をもって対応します。費用は大きさや場所によって変動します。
  6. 新しい納骨先へご遺骨を移す
     → 埋葬時には再度供養を行うことも多いです。

■ 墓じまいに関するよくある誤解

「墓じまい=供養をやめること」ではありません。

むしろ、「今のままでは守りきれないから、別の形で供養を続けたい」という、
“前向きな想い”があっての選択だと、私たちは感じています。

また、

  • 「跡継ぎがいないから仕方なく」だけではなく、
  • 「自分の代できちんと整理しておきたい」
  • 「子どもや孫に気を使わせたくない」

という理由で墓じまいをする方も、最近はとても多いです。

■ 墓じまいでトラブルを防ぐために大切なこと

墓じまいで一番多いのは、親族との認識の違いによるトラブルです。

「知らないうちに墓じまいされてた…」という話も耳にします。
ですので、必ず家族・親族で話し合いの場を持ち、書面や記録に残しておくことをおすすめします。

また、寺院墓地の場合は、住職の承諾やルール確認も忘れずに。

■ 使用済み墓石はどうなるの?

栗原石材本店では、墓じまいの際に撤去した墓石を、認可を受けた産業廃棄物処理業者に依頼し、適正に処分しています。

一時期、墓石の不法投棄が全国的な問題になったこともありますが、
そうしたことが起こらぬよう、私たちは責任ある対応を徹底しています。

「最後まで安心して任せられる石材店でありたい」
その思いを大切にしています。

■ 墓じまいのあと、どう供養する?

墓じまいのあとも、供養の方法はさまざまです。

  • お寺の永代供養塔に納める
  • 合祀(他の方と一緒に埋葬)する
  • 個別で安置される納骨堂に入れる
  • 一部をご自宅に分骨し、手元供養として大切にされる方もいます

特に最近は、手元供養としてご遺骨の一部を身近に感じられるように、
「ソウルジュエリー」という専用のペンダントやネックレスを選ばれる方も増えています。

栗原石材本店では、ソウルジュエリー正規取扱店として、
実物をご覧いただきながらご案内することも可能です。

■ まとめ

  • 墓じまいとは、お墓を撤去し、供養の形を整えること
  • 改葬先の準備や、行政・宗教的な手続きも必要
  • 家族・親族との話し合いがとても大切
  • 墓石は適切な処理が必要。信頼できる石材店に依頼を
  • 墓じまいのあとも、供養の方法はいくつもある

お墓を守るということは、形が変わっても「大切にする気持ち」を受け継ぐこと。
栗原石材本店では、墓じまいから改葬・新たな供養先のご提案まで、一貫してお手伝いしています。

「うちも将来的にどうしようかな…」と悩まれたら、まずはお気軽にご相談ください。
“整理”ではなく、“大切にする選択肢”として、一緒に考えていけたらと思っています。