“永代供養”と“墓じまい”の違いって?|石のことなら 栗原石材本店|茨城・水戸市 お墓の専門店

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2025/05/14
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“永代供養”と“墓じまい”の違いって?

こんにちは。
茨城県水戸市 栗原石材本店の4代目、栗原です。

お墓に関するご相談を受けていると、よくこんなご質問をいただきます。

「墓じまいと永代供養って、同じことなんですか?」
「お墓を手放すって、全部“永代供養”になるんじゃないんですか?」

実はこの2つ、似ているようで全く違う考え方です。
でも混同しやすいのも無理はありません。

今日は、石材店の立場からこの2つの言葉の違いと、それぞれの意味・流れについて、わかりやすく整理してみたいと思います。

■ 墓じまいとは? =「お墓を撤去して供養の場所を変えること」

まず「墓じまい」とは、
今あるお墓を撤去して、お骨を別の場所に移すこと(=改葬)を指します。

  • 実家のお墓をしまって、近くに移す
  • 継ぐ人がいないので、お墓を片付ける
  • 墓地の管理が難しくなったので整理したい

墓石は撤去され、お骨は新しい納骨先へ移動します。
このとき、お寺や霊園で「閉眼供養(魂抜き)」を行い、行政手続き(改葬許可証の取得)も必要になります。

つまり、「墓じまい」はあくまで“場所を変える・整理するための行為”であって、
供養そのものをやめるわけではありません。

■ 永代供養とは? =「供養と管理をお寺・霊園に任せること」

一方「永代供養」は、
お寺や霊園が“将来にわたって”供養や管理を続けてくれる供養の方法です。

  • 墓じまい後のご遺骨を永代供養塔に納める
  • 最初から納骨堂や合祀施設での供養を選ぶ
  • 継承者がいない場合の新しい供養の形として選ぶ

永代供養には、個別に安置されるものと、一定期間を経て合祀(他の方とまとめて納骨)されるものがあります。

「永代」といっても、実際には13年・33年といった年数で節目を設けるところもあるため、契約内容の確認が大切です。

■ この2つはどう関係している?

実際には、

  • 墓じまいをしたあとに、遺骨を永代供養先に納める
  • 新たに永代供養を選ぶことで、墓じまいが必要になる

という形で、墓じまいと永代供養は“セットになることが多い”のが実情です。

たとえば水戸市にある浜見台霊園では、近年合葬墓(永代供養墓)が整備されたことにより、
もともとの個人墓地から合葬墓へご遺骨を移す墓じまい+永代供養のご相談が増えてきました。

こうした地域の動きもあり、「将来を見据えて整理しておきたい」というご家族が確実に増えています。

■ よくある誤解

「永代供養にすれば、何も心配しなくていい」と思っている方もいらっしゃいますが、
供養の方法や管理の内容は、場所によって全く異なります。

また、「墓じまい=永代供養になる」というわけではなく、
墓じまいのあとに改めて“どう供養するか”を決める必要があることも多いです。

■ まとめ

  • 墓じまいは「今あるお墓を撤去して、供養の形を変えること」
  • 永代供養は「供養と管理をお寺や霊園に託すこと」
  • 両者は連動するケースもあるが、意味も手続きも別
  • 永代供養も種類や期間が異なるため、しっかり内容を確認することが大切

栗原石材本店では、
墓じまいの手続きから、永代供養先のご案内まで、まとめてご相談いただけます。

「いまのお墓、どうしたらいいか悩んでいる」
「継ぐ人がいないので、先に準備しておきたい」

そんな方にとって、少しでも判断の助けになる記事になればうれしいです。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。