お墓が“傾いてる”気がする?その原因と直し方を石材店が解説します|石のことなら 栗原石材本店|茨城・水戸市 お墓の専門店

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2025/05/28
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お墓が“傾いてる”気がする?その原因と直し方を石材店が解説します

こんにちは。
茨城県水戸市 栗原石材本店の4代目、栗原です。

お墓参りのとき、ふと「なんだか傾いて見えるな…?」と思ったことはありませんか?
実際、「お墓が傾いてしまったので、見てもらえませんか?」というご相談は、毎年のようにいただきます。

放っておいてもすぐに倒れるわけではありませんが、早めに対応しておくことで将来的な費用や手間を抑えることにもつながります。

今回は、「お墓が傾く原因」と「どんなふうに直せるのか」を、石材店として分かりやすくお話しします。

■ そもそも「お墓が傾く」ってどういうこと?

お墓が傾く、というのは以下のような状態を指します。

  • 石塔が斜めになっている
  • 外柵(囲い石)が一部沈んで段差ができている
  • 基礎のコンクリート部分に亀裂や凹みがある
  • 水が溜まりやすくなっている

一見すると気づきにくいですが、「お花立ての水がこぼれやすい」「香炉のフタがズレる」などの変化に気づく方も多いです。

■ お墓が傾く原因とは?

原因はさまざまですが、主に以下のようなものが考えられます。

● 地盤のゆるみ・沈下

雨水や時間の経過で地面が少しずつ沈んでしまい、石が傾きます。

● 排水不良

水はけの悪い土地だと、雨のたびに地盤が緩みやすくなります。

● 設置時の基礎不良

十分な基礎工事がされていないと、経年で不安定になります。

● 地震・台風などの自然災害

揺れや強風でズレが生じることも。

築年数の古いお墓ほど、こうしたリスクが積み重なっているケースが多く見られます。

■ 放っておくとどうなる?

  • お墓参りのたびに気になる(気持ちが沈む)
  • 石がズレてお線香やお花が立てにくくなる
  • 最悪の場合、石塔が倒れて事故になる危険も…

何より、せっかくのお墓が傾いたままだと、
ご先祖さまへの気持ちも不安定になってしまいます。

だからこそ、「ちょっと気になるな」と思ったタイミングで早めに確認しておくことをおすすめします。

■ どうやって直すの?修理の方法

お墓の傾き具合や状態によって、対処の方法も変わります。

▼ 軽度の場合(数ミリ〜数センチの沈み)

部分的に石を外し、下地を調整して据え直します。
費用や工期も比較的抑えめです。

▼ 中程度〜全体的な傾き

一度石塔をすべて解体し、基礎からやり直す必要があります。
コンクリートの打ち直しや排水改善も含まれることがあります。

▼ 長年放置されていたケース

土地全体の整備から見直す必要があるため、墓地移転なども視野に入れるケースも。

状態によって工法や見積もりは大きく異なりますが、
栗原石材本店では現地確認・見積りは無料で行っています。

■ 栗原石材本店の対応について

当店では、お墓の傾きや沈下の修繕にも多数の実績があります。

  • 基礎のやり直し
  • 耐震施工の再調整
  • 排水対策や敷石の張り直し など

「このくらいで見てもらっても大丈夫かな…」という状態でも遠慮なくご相談ください。
経験豊富な職人が、丁寧に現地を確認し、無理のない範囲でご提案いたします。

■ まとめ

  • お墓の傾きは、地盤・排水・施工・災害などが原因
  • 放置すると心身の不安や事故のリスクにつながる
  • 状態に応じた修繕方法で据え直しや基礎工事が可能
  • 気になったら、まずは早めのチェックがおすすめ

「お墓って、建てて終わりじゃないんですね」
という声をいただくこともあります。

でも逆にいえば、「直しながら守っていける」のもお墓の良さです。

ご家族の気持ちが落ち着いて手を合わせられるよう、
気になることがあれば、いつでも栗原石材本店までご相談ください。